藤原麻里菜|『ギャル電』 | 発明家インタビュー

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発明家インタビュー / 「繋げたら光るバイブスでやってる」モテるために電子工作を始めた『ギャル電』

2017.10.06

発明家 『ギャル電』にインタビュー

『ギャル電』にインタビュー1

無駄なものを作っている藤原麻里菜です。私は、『フォトジェニックを台無しにするマシーン』『しょんぼりした顔になるセルカ棒』など、地球の大切な資源を使って無駄なものを作り続けております。 だいたい4年ほど前に始めたこの活動ですが、最初はダンボールとはさみくらいしか使えませんでした。徐々にカッターが使えるようになり、ノコギリが使えるようになり……ついには、半田ごてを使えるようになり、電子工作を始めるようになった次第です。
『電子工作』と聞くと、難しそうに思えるかもしれませんが、意識を低めに始めると、思っていたよりも簡単。偏差値が3くらいしかない私でも、LEDを光らせることもモーターを動かすことも朝飯前に出来るようになりました。

そして、私と同じように意識を低く電子工作をしている『ギャル電』というユニットを発見しました。

『ギャル電』にインタビュー2

ギャルですね。誰がどう見てもギャルです。このギャル2人は、クラブでモテるための電子工作を掲げ、ドンキの前でプログラミングをしたり、ダンスミュージックのフェスであるULTRA JAPANで半田付けをしたりと、「ギャルが電子工作をしたらどうなる?」という大喜利の答えのようなことを涼しい顔でやるユニットなのです。

今回は、ギャル電に『意識の低い電子工作』についてお話を聞いてきました。

ギャルが電子工作を始めたワケ

『ギャル電』にインタビュー3

藤原
よろしくお願いいたします
お二人
よろしくお願いします。
藤原
そもそもなぜギャルなのに電子工作を始めたのでしょうか?

『ギャル電』にインタビュー4

きょうこさん
私は、元々ポールダンサーをしていて、クラブで踊る時に光っていたらヤバいなと思って始めました
藤原
ヤバい
きょうこさん
電子工作をしているポールダンサーってエポックメイキングでヤバいなと思ったんです。電子工作の知識はゼロだったので、最初は100円ショップのLEDのスティックを分解するところから始めました。中身のLEDを付け替えたりして。そういうのをしながら調べていき、自分の作りたいものを作ってきました

『ギャル電』にインタビュー5

まおさん
私は大学が電気系なんですけど、電子工作とはまた別の分野なんですよね。電子工作には興味があったので、海外にある『光るジャケットを作ろう』など、ハウツーが書いてあるサイトを見て、コピペして作っていました
藤原
お二人とも専門に勉強などをしていた訳じゃないんですね
きょうこさん
ウチらストリートスタイルなんで
藤原
ストリートスタイルな電子工作を続けたモチベーションって何なのでしょうか?
きょうこさん
やっぱり、モテたいという強い思いですね
藤原
モテたい
きょうこさん
ヤンキーと虫は光り物が好きなので、クラブに行って光っているとモテるんですよ
藤原
聞き馴染みのない慣用句が出てきましたね

電子工作はもっと気軽にやっていいんだよ

『ギャル電』にインタビュー6

藤原
電子工作ってどうしても敷居が高くて、なかなか始めにくいかなと感じています。どこから始めたらいいかも分からないし、入門書を買うモチベーションにも持っていきにくいというか。でも、ギャル電を見ていると、電子工作って意外と出来るんじゃないの?って思える魅力があると思うんですよ
きょうこさん
『ギャルがやってんだったら俺にもできんじゃね?』って、思ってもらえたら嬉しいですね
まおさん
電子工作警察がいるんですよ。その人たちが電子工作の敷居を高くしちゃっているんじゃないかなと感じます
きょうこさん
私たちも『そんな繋げ方していたら壊れるよ』とか言われることが多いんです。もちろん、安全面はもちろん大事ですが、個人で楽しむ分にはそこまでキッチリ作ろうとしなくてもいいんじゃないかなって思っています。
電子工作界隈って、ちゃんと勉強してしっかりした物を作らなければならない呪いみたいなものがあるなあと感じることが多いです
まおさん
個人で使用する物に関しては、バッテリーに繋げて光らせるっていうバイブスでやってるんで
藤原
バイブス
きょうこさん
色々言われるのがムカつくので、私たちは背中に『感電上等』と入れています

『ギャル電』にインタビュー7

藤原
ヤンキー文化だ
まおさん
あと思うのは、日本の電子工作の入門書って私たちのようなギャルが楽しくできる作例が少ないんですよ
きょうこさん
だいたいLチカ(*LEDを点滅させるプログラム)から始まって、次は温度センサーとかに行くじゃないですか。自分が書いたプログラムで物が動く喜びは感じられるんですけど……
藤原
めっちゃ分かります。LEDを点滅できたけど、この後私は一体どうすればいいの……。ってなりましたもん
きょうこさん
一気に投げ出される感じがありますよね
まおさん
さっきも触れましたが、海外だと『光るジャケット』などワクワクできる作例のハウツーが沢山あるんですけど、日本にはあまりないんですよね。だから、ギャル電がそうなりたいなって思っています

電子工作をする女子が通る「どうせ彼氏にやってもらってんでしょ」問題

『ギャル電』にインタビュー8

きょうこさん
電子工作を勉強しようと、女子向けの電子工作の本を買って読んだことがあったんですけど、『分からないことがあったらお父さんか彼氏に聞こう』って書いてあって、『マジファック』と思ったことがありました
藤原
それは破り捨てたくなる文句ですね。私も、電子工作をやると『どうせ彼氏にやってもらってるんでしょ〜』と言われるのに腹が立ちます。そういうこと言ってくる人が落ちる地獄があればいいのに
きょうこさん
『どうせ彼氏にやってもらってるんでしょ』は、電子工作をやる全女子が通る道ですよね。電子工作に限らず、アニメとかでも『〜を見てないんだったら語る資格なし』みたいなのってあるじゃないですか。ああいうのも本当に嫌だなあって思っています。むっちゃエモいと思ったからいいじゃんって思うんですけど
まおさん
私は元々タイにいたのですが、日本に来てビックリしたのがその文化ですね
きょうこさん
ヤンキーとかギャルって、そういう文化がないじゃないですか。拳で語り合うというか……やったやつが偉いみたいな。だから、そういうモチーフが好きなんです

光っていると渋谷のクラブでナンパされる

『ギャル電』にインタビュー9
▲秋葉原の街をギャル電で練り歩くが、みんな見て見ぬふりをしている

藤原
それにしても、果たして本当にモテるんでしょうか……
お二人
めっちゃモテます
藤原
マジすか
まおさん
秋葉原はアウェイ感がありますけど、渋谷歩いているとだいたいナンパされますよ。『お姉さん何で光ってんの? 俺のデコトラと一緒じゃん』って
きょうこさん
私もクラブでめちゃくちゃ声かけられますね。前は大学生からナンパされました。薄暗いから年齢がバレないので、お酒を奢られるまでは年齢を言わないようにしています
藤原
すごいライフハック

『ギャル電』にインタビュー10
▲ギャル電イチオシの秋葉原電気街にあるLEDショップ『ピカリ館』

きょうこさん
普段関わらない層の人たちと話せるのでめちゃくちゃ楽しいです。ヤンキーに『半田付け知ってる?』って聞いたら『知ってるよ! インターネットでしょ』って言われたりして、めちゃくちゃ面白いです
藤原
すごく楽しそう……。恥ずかしながらクラブに行ったことがないんですよ
まおさん
え! じゃあ今度一緒に行きましょう
藤原
行きたいです! 普段はクラブなんて行けないのですが、光っていると気持ちが強気になってきますね

不良たちに電子工作を流行らせて、新しいカルチャーへ

『ギャル電』にインタビュー11

藤原
ギャル電さんにとって、発明とは何でしょうか
きょうこさん
物じゃないんですけど、メイクで目の下に白いラインを引くと何かいい感じになる! とかって、最初にやった人は分からないけれど、それが広がってスタンダードになっていくじゃないですか。『なんか言葉にはできないけど、いい感じ』みたいな。そういうのは発明だなと思いますね。今後はもっと、不良たちに電子工作を流行らせたいです。知識じゃなくて感覚で物を作ることで、生まれるものが沢山あると思うんですよ
まおさん
ギャル電が新しいカルチャーになればいいなと思っています。今は2人でギャル電を名乗っているけれど、『いいじゃん』って思った人がどんどんギャル電になってくれれば嬉しいですね

終わりに

『ギャル電』にインタビュー12

パリピと正反対にいる私ですが、いざ自分が光ってみると何だかとても楽しい。
なかなか敷居が高く感じる電子工作ですが、多様な層に広まっていったら、すごく楽しい未来が来そうだなと感じました。電子工作しているギャルたちが道玄坂のガストに集合する時代がくるかもしれません。

渋谷でモテるということを聞けたので、早速私も光る物を作って、夜の蝶になります。

プロフィール

藤原 麻里菜
名前 藤原 麻里菜
生年月日 1993年7月20日
出身地 横浜市戸塚区出身 都内在住

2013年から、YouTubeチャンネル『無駄づくり』を開始し、無駄なものを作り続ける。ガールズバーの面接に行ったら「帰れ」と言われた。

Twitter
https://twitter.com/togenkyoo

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