就活対談:仕事について考える「配属について、休日の過ごし方、離職率」

のう天気で面白いニュースサイトエステーQ

就活対談「仕事ってなんだろう?」 対談:常見陽平×鹿毛康司 第4回「配属について、休日の過ごし方、離職率」

鹿毛康司と常見陽平の対談写真

エステーの新作CMを元ネタに、鹿毛康司と常見陽平が仕事について語り合う「仕事って何だろう?」。最終回の今回は「下駄箱」編、「つぶやき」編、「注意書き」編のCMから話が展開します。

最後まで白熱の対談が続きます。

赴任先がその後の一生を決める

鹿毛 「大きな会社に入ったとして、同期が沢山いて、自分は本社に配属になると『本社だから偉い』と思ったりするじゃない。同期が沖縄だったり札幌だったりに配属されたりして。でもその状況が10年後くらいに逆転してしまう、って良くある話だと思うんだけど」

常見 「僕のリクルート時代の話なんですけど、リクルートで出世する人って東京以外の配属の人だったりするのですよね。地元の顧客とも距離が近いし、そこで揉まれるし、若くして責任のある仕事を任されるから、成長感があるんですよね」

鹿毛 「そうなんだよね。僕は最初大阪に赴任になったんだけど、赴任先ってその後の一生を決めるよね。その場所で何をするか、どの担当になるか。大きな事業の端っこ、そんな仕事を担当できたら成功すると思う」

常見 「配属先が良かったかどうか、それは10年、20年経たないと分からないと僕は思います」

鹿毛 「その通り」

常見 「僕の同期の人たちはメーカーのマーケッターとか、コンサルタントや広告代理店に行くようなゼミだったんですね。その中でいかにもな営業会社に就職してドブ板営業を担当したのは僕だけだった。その部署は厳しかったけど、人材を育てる部署だったんです」

鹿毛 「僕は雪印に入った時、高級ワインを大阪の酒屋に卸す新規開拓をやらされたの。他の新入社員たちはそんなことやってない。ワイン持って酒屋に行って、酒屋のおやじさんに怒られつつ、何をしていったかと言うと、酒屋に置くチラシを自分で作り始めたのよ。商品カットを載せてコピーを書いてボディコピーを書いて。それをやるうちに、こう書いたら売れるとかトレーニングして。実は、そこでコピーライティングを勉強した」

常見 「なるほど」

鹿毛 「その時の経験が、今のエステーでの仕事の基本になってるんだよね」

常見 「ワイン自体は歴史の古い飲み物ですけど、鹿毛さんは新規事業をやってたということですよね?」

鹿毛 「そういうこと」

常見 「新規事業立ち上げ、というと聞こえが良いですが、それは結構泥沼ですよね」

鹿毛 「泥沼!」

常見 「常に模索の連続だし、常に撤退の危機があるし」

鹿毛 「うちの新入社員たちにも、何か新規開拓させてみるかな。1000件くらいマスコミまわって、パブリシティを取ってくるとか。頭を下げることで分かることがあるでしょ」

常見 「とても大事なことだと思います」

鹿毛光司 対談写真

仕事ばかりすることのリスク

鹿毛 「休日でも仕事のことをずっと考えてる。これは、良い事なのか悪い事なのか」

常見 「うーん、難しいですね」

鹿毛 「オフはオフでパチッと切り替えないといけないのかな?」

常見 「人によると思います。この前元同僚の旦那さんが過労死したんです。ショックでした。その人は年間360日働いていたって言うんですよ」

鹿毛 「僕も結構働いてるけど、多分過労死はしないと思う。何が違うんだろう? 僕はサボってる?」

常見 「いや、そんなことはないですし、ずっと仕事のことを考えることが不幸せだとは思わないんですよ。それだけ仕事が面白いからで。ただし、そこで自分はリスクを取っていることに気づいた方がいい、と」

鹿毛 「リスク? 例えばどんな?」

常見 「要は健康上のリスクですよ」

鹿毛 「健康上のリスク! 僕は腰が悪くなっちゃったね。それから、他のリスクで言えば家族に対して疎遠になっちゃうね」

常見 「あとは、空いてる時間にどれだけインプットしてますか、ということが大事で。ある程度の無駄が必要なんですよ」

鹿毛 「無駄は必要だよね。無駄なことをしないといけない」

常見 「そうしないとアイデアが枯れてしまったり、変化に気づかなくなったりだとか。無駄がないと本業の方に残らない気がするんですよね」

鹿毛 「でも、無駄なことばかりやってる人は仕事ができない」

常見 「それはダメです。大事な遊びや無駄が人生には必要なんだと思います」

鹿毛 「大事な遊びや無駄って、常見さんは何をしてるの?」

常見 「僕はひたすら音楽を聴いてますね」

鹿毛 「今度プロレス出るって言ってたじゃない?」

常見 「そうなんですよ。学生プロレスの興行に1試合だけ出るんです。バカみたいなんですけど、出来るだけ格好よく見えるようにジムに通ったり、日焼けサロンに通ったり」

鹿毛 「無駄だよね」

常見 「あとは、仕事と関係のない飲み会に参加する」

鹿毛 「それも無駄だよね」

常見陽平 対談写真

離職率について

鹿毛 「地域のゴミ捨てルールってあるけども、会社によって人の捨て方ってあるよね」

常見 「あぁ、面白い」

鹿毛 「捨てられる、というか左遷ね。本当に捨てられるのとは少し違って。会社によって捨て方がひどい所と、普通の所とあると思うんだけど。捨て方のひどい会社ってどんな所だと思います?」

常見 「最低なのは使い潰して捨てることですよね。ブラック企業そのものですけれど。とりあえず最低限の仕事が出来そうな人に内定を出して、競争させて出来っこないことをやらせて潰していく」

鹿毛 「それはやっぱり何人も採用してるんだよね?」

常見 「そうですね。人の出入りが激しい会社ですね」

鹿毛 「今、離職率って平均でどれくらいなの?」

常見 「大卒者が3年以内に離職する人が30パーセント台の半ばくらいですね」

鹿毛 「30パーセントと聞くと、みんな離職率高いと思わない?」

常見 「離職率については交通整理が必要なんですけど、まず、昔も今も30パーセントくらいはあるんですね。ダメな離職のパターンは騙されて使い潰されて心身ともに疲れ果てて辞めていくパターンなんですけど、でも、3年以内に辞めることは一部でポジティブなんですよ」

鹿毛 「どう、ポジティブなの?」

常見 「2つの理由がありまして、1つは就職活動の時に求人が厳しくて行きたい会社に行けなかった人が、より良いステージを見つけてそっちにシフトするパターン。もう1つは合わないって最初に気づいてチューニングをするという」

鹿毛 「それでも捨てられることはあるよね?」

常見 「捨てられることは悪いことなんですか、という議論があると思うんですよ。早めに合わなかったことが分かったんだと思うことが大事で、異動や左遷で新たなチャンスを与えられてるのかもしれないですし」

鹿毛 「就職活動して相手の企業から返事がない。これって捨てられた感があると思うんだけど、逆を言えば、合わなかったことが早く分かったという。だから、それはそれで良かったんだよね」

常見 「それはそう思います」

鹿毛 「あと、大きな会社に入ると敗者復活がある。大きな会社だから部署がいっぱいあるでしょ、だから今いる部署で烙印を押されても、隣りの部署に『私を雇ってください』とお願いしたら、社内で転職が出来るよね。ところが小さい会社だと、そうはいかない」

常見 「そうですね。だから3年以内離職率だけで判断してはいけないんだと思います。業界別の離職率という数字がありまして、例えば宿泊・飲食だと50パーセント近くが3年以内に離職していて、逆に電力会社などのインフラ系は離職率が低い、日本を代表するような大企業さんだと2?3パーセントなんです」

鹿毛 「やっぱりそうなんだね」

常見陽平(写真左)×鹿毛康司(写真右)

プロフィール

鹿毛康司(写真右)
執行役としてエステーの全ての宣伝を統括。一方で様々な大学での講演 講義を通して、学生達の悩み相談をしている。著者 『愛されるアイデアのつくり方』(WAVE出版)

常見陽平(写真左)
雇用・労働、キャリア論、若者論 評論家。「就活の栞(https://www.s-shiori.com/)」編集長。2015年4月に千葉商科大学に新設される国際教養学部の専任講師に就任予定。近著 『リクルートという幻想』(中央公論新社)

エステー おすすめCMお好きなCMをチェック

  • 消臭力
  • ムシューダ
  • 脱臭炭
  • 米唐番
  • シャルダン ステキプラス
  • ドライペット
Copyright © ST-Coporation All Rights Reserved.