金原みわ|兵庫姫路、えきそばパフェ篇 | ニッポン奇食道楽

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ニッポン奇食道楽 / 兵庫姫路、えきそばパフェ篇

2017.04.21

「奇食」とは、食べ物の概念から外れた食べ物のことである。

初めまして、金原みわと申します。変わった食べ物、珍食・奇食にちょっと抵抗あるという人も多いと思います。ということで今回の連載では、みんなが大好きな「スイーツ」に絞り、全国津々浦々の奇食を食べ尽くしていきます。目指せ47都道府県制覇!

金原みわプロフィール画像

金原みわ
「珍スポトラベラー」という肩書きのもと、日本各地の珍しい場所・面白い場所を巡りレポートを行っているフリーライター。雑誌の連載やイベント出演、ラジオのレギュラー番組も持つなど多岐にわたり活動中。

兵庫姫路、えきそばパフェ

姫路城
世界遺産にもなった白鷺城、姫路城

兵庫県の姫路。観光地の代表といえば、世界文化遺産となった姫路城だろう。では、食べ物の代表といえば?
おそらく多くの人は“えきそば”を挙げるだろう。

えきそばの写真

昭和24年より姫路駅ホームにて発売されるようになった、えきそば。通常の茶色いそば麺ではなく、かんすいを使用した黄色い中華麺を利用していることが特徴だ。和風だしと中華麺は不思議と良く合い、あっという間にペロリと食べきってしまう。

えきそばの外観

えきそば びっくり裏メニュー

さて、そんな「えきそば」には裏メニューがある。駅構内の「えきそば」店舗から、改札近くにある系列店「おむすびひさご」へ移動する。

おむすびひさごの外観

おむすびひさごの店内

おむすびひさごは、おむすび屋にしては珍しいテイクイン可能スタイルとなっている。椅子もありCafe&Barメニューもあるので、ちょっと休憩したいときにぴったりだ。

と、お店の宣伝は置いておいて、

ここにある、えきそば裏メニューが、こちら。

えきそばパフェ画像1

えきそばパフェ画像2
えきそばパフェ

このえきそばパフェは、姫路商業高校との共同開発にて昨年誕生した。

「えきそば」をスィーツにするという斬新なアイデア。
商品開発の授業において、地元姫路で有名なまねき食品とコラボしたいという学生達の希望がきっかけとなった。開発にあたって学生達は、300個近くのトッピングをプレゼンしたという。そうして試行錯誤して、ついに完成したのが、

えきそばパフェ画像3

この“えきそばパフェ”なのだ!

“えきそば”に味を近づけるために、実際のえきそば麺と、えきそば粉末だしをふんだんに使用。

えきそば麺の上にチョコをかけて、アイスを乗せて、
えきそば麺の上にチョコをかけて、アイスを乗せて、

本物へと近づけるために、その上から“追いえきそば”だ
本物へと近づけるために、その上から“追いえきそば”だ

実際に使われる乾燥天ぷらも、そっと添える
実際に使われる乾燥天ぷらも、そっと添える

見た目も“えきそば”へと近づけるために、ネギの代わりの抹茶パウダーをふりかけたりする。

ネギの代わりの抹茶パウダー
ネギの代わりの抹茶パウダー

で、出来上がったのがこちら。その配色は、完全に“えきそば”と同じものだ。

えきそばパフェ画像4

さて、前置きが長くなったが、それではさっそく実食してみよう。

いただきます。

自撮りに慣れておらず、アゴがしゃくれてしまう
自撮りに慣れておらず、アゴがしゃくれてしまう

……ああ、とても不思議な味がする。
これは、この食べ物は一体何なのだい?

アイス部分を食べると、甘くて美味しいアイスだ。
えきそば部分を食べると、口の中が一気にえきそばになる。

アイス、えきそば、アイス、えきそば、
両極端のふたつの味を行ったり来たり。

えきそばパフェ試食中

えきそば、アイス、えきそば、アイス、えきそばえきそば……

どっちも好きだよ? アイスは美味しいし、えきそばだって勿論美味しい。
どっちも好きなんだけど、二人があまりにも違いすぎて、遠くに居すぎて、比べることが出来ないんだ。もし二人が似ていたなら、どっちが良いってハッキリ決めることができるのに。ああどうしたものか。選べない。

わたし、ふたりのうちひとりを選ぶことなんてできない!

ちなみに、刺さっているプリッツは箸としても使える
ちなみに、刺さっているプリッツは箸としても使える

恋愛漫画風に悩んでみたが、そもそもこれはどちらを選ぶというものではないことに気づく。そうだった。選ぶというよりも、今はただこの状況を楽しもう。

えきそばもアイスも、それぞれはとても美味しいのだから。

もちろんプリッツなので、食べることが出来る優秀な箸だ
もちろんプリッツなので、食べることが出来る優秀な箸だ

食べ進めていくと、平行線上にいたはずのアイスとえきそばが、フッと交差する瞬間がある。塩スィーツの類と言ってしまえば、そうなのかもしれない。

甘しょっぱい不思議な気持ちにつつまれたまま、えきそばパフェを食べ終わったのだった。

店員さんに食べたことがあるか聞いたら「不思議な味ですよね」と同じ感想を述べていた
店員さんに食べたことがあるか聞いたら「不思議な味ですよね」と同じ感想を述べていた

本物の、姫路名物えきそばを食べる。

「えきそばパフェ」を食べ終わったあと、駅構内にある「えきそば」の店に再び戻ってきていた。

えきそば入り口

電車待ちの間に食べることを目的とした“えきそば”はとても速いスピードで提供される。ベテラン従業員になると、頼んでからなんと30秒で“えきそば”を作ってしまうそうだ。
ファストフードなんて名前があるが、この速さはどこにも負けない、ファステストフードだ。

テーブルの上にえきそば

熱々の“えきそば”。中華そばの黄色の麺が浮いているのが何度見ても珍しい。

“えきそばパフェ”を食べてすぐだが、“えきそば”をいただくことにする。

そば画像

一口食べて、先ほど混乱していた頭がスーッと研ぎ澄まされる気がした。

真実はとてもシンプルだった。
あー、“えきそば”は、“えきそば”そのままが一番美味しい。

えきそば試食中
自撮りは下手だが、えきそばは上手い

この美味しすぎる“えきそば”の始まりも奇食だった。
うどん麺だと腐ってしまいやすい、のびてしまいやすいということから、黄色い中華麺を入れてみたのが始まりだという。中華麺と和風だしという一見ミスマッチなものだが、意外に美味いと好評となり、現代まで愛され続けてきたのだ。

我々は、未知の味を常に研究していく。その始まりはいつも真新しく奇妙な発想から生まれる、奇食なのだ。
不思議な味がするえきそばパフェもまた、未来の食文化に影響を与えるひとつの奇跡となるかもしれない。

※ちなみに「えきそば」は作るのに30秒だが、準備等に非常に手間がかかるため「えきそばパフェ」は作るのに30分は必要なので注意したい。

お店の情報

店名 JR姫路駅構内「おむすびひさご」
営業時間 7:00~21:30
電話番号 079-284-9390
住所 兵庫県姫路市駅前町188-1 JR姫路駅構内

プロフィール

金原 みわ
名前 金原 みわ
生年月日 1986年5月9日
出身地 大阪市内在住

珍スポットトラベラー。全国の面白いところ・珍しいところを旅して、ラジオやイベントでレポートしている。旅中は車中泊やボロ宿に泊まり節約しているが、心が荒み3日目で家に帰りたくなる。

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