清田隆之(桃山商事)|『ReLIFE』 | 胸キュン映画に恋して

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桃山商事・清田代表の「胸キュン映画に恋して」/ “国宝級イケメン”中川大志の熱いエールに胸を打たれる『ReLIFE』

2017.05.09

SF的な設定をすんなり納得させる監督&脚本家の手腕!

映画『ReLIFE』画像はHPより引用

超絶見栄えのいい男女がくっついたり離れたりする映画を観ながら、「自分にはこんな青春1ミリもなかった!!!」と絶望するこの連載も3回目を迎えました。今回観てきたのは、“国宝級イケメン”の異名を持つ中川大志と、大ブレイク間近と呼び声の高い若手女優・平祐奈がW主演を務める青春映画『ReLIFE リライフ』です。

主人公の海崎新太(中川大志)は27歳の無職。前に勤めていた会社を辞め、次の就職先がなかなか見つからず、やる気も自信も失いかけ、半ば自暴自棄な生活を送っていたところ……ある日突然謎の男(千葉雄大)に声をかけられ、「リライフ」なる社会復帰プログラムに誘われます。

その内容は、「見た目だけ10歳若返る薬を飲み、1年間限定で高校生活を送る」というもの。「怪しい宗教の類?」「このご時世、そんな怖すぎる話に乗るやつなんていないのでは……」とツッコミたくなる設定ですが、「プログラム中の生活費は全額保障」「終了後の就職先も斡旋」というエサに釣られ、海崎はその薬を受け取ります。そして家で泥酔しているときにうっかり薬を飲んでしまい、プログラムへの参加が決定。

こういったSF的設定はいかに序盤で観客に飲み込ませるかが重要なポイントだと思いますが、そこをすんなりクリアしていくあたり、監督や脚本家の光る手腕を感じました。

「今を大切に」という先輩からの熱いエール

さて、そんなこんなで高校3年生となった海崎は、中身は27歳のまま1年間限定の学園生活を送っていきます。転校生として入ったクラスで友達になるのが、超優秀なのに極度のコミュ障という日代千鶴(平祐奈)、成績トップのチャラ男・大神和臣(高杉真宙)、負けず嫌いの努力家・狩生玲奈(池田エライザ)、友達思いの小野屋杏(岡崎紗絵)といった面々です(全員まぶしすぎて目が潰れるレベルの美男美女!)。

誰しも一度は「今の自分のまま学生時代に戻れたら……」という妄想をしたことがあると思いますが、本作はその思考実験としても機能しているのがおもしろいところで、「中身は大人のまま高校生に戻れたらモテモテかも!?」という安易な夢物語のようにはなりません。

「1年間のプロジェクトが終了したら自分の存在は周囲の人間の記憶から消える」という設定が予め伝えられていたため、海崎は最初、適当に学園生活を終わらせ、サクッと報酬を得ようと目論んでいました。しかし、10コ下のクラスメイトたちと接する中で、その考えに少しずつ変化が生じていきます。

友達が一人もできないことに思い悩む日代、日代にテストで負けて悔しがる狩生、狩生への恋心を自覚していない不器用な大神、学園祭で披露するバンド活動をがんばる
小野屋……。海崎はクラスメイトたちの不器用さ・ひたむきさに胸を打たれ、ついお節介をしてしまいます。

そうした関わり合いの中で、それぞれが壁を乗り越え、また海崎自身も自信を取り戻していく。彼の言葉は後輩に向けたエールでもあり、不甲斐ない自分自身への叱咤激励でもあります。できなかったこと、見て見ぬふりをしたこと、逃げてしまったこと、やらずに後悔したこと。27歳の海崎は“今”という時間が一回限りのものであることを痛感しており、そのことにまだ気づいていない若者たちに「今を大切に」という熱い思いをぶつけていく姿がたまりません。

パンフレットより公式パンフレットより。中川くんの熱いメッセージが心に突き刺さって死にかけました。

恋愛の本質をこれでもかというくらい突きつけてくる

本作は一応、海崎と日代の恋物語にもなっていますが、このように「今」というものの大切さを描くことに重点が置かれていて、恋愛要素が前面に出ているわけではありません。しかし、これが逆に恋愛をリアルなものにしていて、二人の関係性の築き方は、まさに現代社会を生きる我々が学ぶべきものになっていると感じました。

というのも、ここには恋愛映画にありがちな「ひと目惚れ」や「運命の赤い糸」といった要素はありません。二人はクラスメイトとして出会い、少しずつコミュニケーションを積み重ねる中でじわじわと関係性を育んでいくわけですが、日代は勇気を出して友達ができないという悩みを打ち明け、海崎は友人としてアドバイスを送り、自分も自信を取り戻していく。

私は正直、恋愛のプロセスがこんなにもゆっくり、かつ丁寧に描かれるなんて思ってもみませんでした。ここでは「相手によって自分の中に生じた変化」と「自分が相手に及ぼした作用」の積み重ねがやがて恋愛感情へと変化していき、相手が自分にとってかけがえのない存在であることを認識し、その気持ちを相手に伝えたいという欲望が生じていく。

もちろん告白にはリスクが伴います。さらに二人の場合は恋愛が成就してもいずれ互いの記憶が消えてしまうという運命にあり、そのことが気持ちにブレーキをかけるわけですが、二人はそれぞれのタイミングで覚悟を決める。その決め手になったのが「今は今しかない」という思いです。

これは端的に言って成熟した大人の恋愛観です。現代に生きる私たちは、恋愛において「相手から何をもらうか」ばかり考えてしまいます。そして変化を嫌い、面倒な関わり合いを避け、覚悟を決めることからも逃げがちな傾向にあります。

本作はそんな現代人に対し、「これが恋愛の本質じゃ!」というメッセージを突きつけているようにも感じます。ポップな青春ストーリーのような顔をして、ズシンと重たい問いかけを投げかけてくる──。『ReLIFE』侮り難しです。思い起こせば海崎は中身が27歳。手軽にドキドキできちゃうティーンエイジの恋愛観とはひと味違うぜ!といったところでしょうか。

それにしても……こんなにマジメな感想を書くことになるとは思いもよりませんでした。最後につけ加えたいのは、とにかく池田エライザが超絶美しかったということです。みなさんもぜひ映画館へ足をお運びください。

映画情報

タイトル ReLIFE リライフ
監督 古澤健
原作 夜宵草
脚本 阿相クミコ
制作 中西一雄
エグゼクティブ
プロデューサー
浅野由香
出演 中川大志 平祐奈 高杉真宙 池田エライザ 岡崎紗絵ほか
配給 松竹/2017
ホームページ http://relife-movie.jp/

総評 5点満点

胸キュン度 ★★
オススメ度 ★★★★
池田エライザの
美しさ
★★★★★★★★★★

プロフィール

清田 隆之
名前 清田隆之(桃山商事/代表)
生年月日 1980年5月20日
出身地  東京都足立区

大学時代から人々の恋バナを聞き集めています。今をときめく星野源、高橋一生、ディーン・フジオカ、ライアン・ゴズリングと同い年ですが、年収が一向に上がりません。

Twitter
https://twitter.com/momoyama_radio

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