島影真奈美|年上部下のマネジメント篇 | 「人生100年時代」の金言名句

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「人生100年時代」の金言名句 / 年上部下のマネジメント篇

2017.03.31

こんにちは、老年学研究者の島影真奈美です。「老年学」はざっくり言うと、「老化」について研究する学問です。

今や、日本人の4人に1人は65歳以上。高齢者向け市場は100兆円規模に達すると言われ、企業の期待を集める一方、病気や介護、年金や保険などの問題もクローズアップされています。「老い」を知ることは、高齢社会を生き抜く武器を手に入れること。そこで、この連載では、老年学の視点から「老い」にまつわるトピックスを取り上げ、課題解決に役立つ「金言・名句」を紹介していきます。

今回取り上げるテーマは “年上部下”のマネジメント です。

マネジメント画像

2013年4月、「改正高年齢者雇用安定法」が施行。この法律により、希望者は65歳まで継続雇用することが企業に義務づけられました。定年後も働くシニアが増え、かつての先輩や上司が、自分の部下になることも珍しくありません。多少の「言いづらさ」」「やりづらさ」はお互いさまですが、中には、「意見しても聞き流される」(40歳・製造業)、「他の部下の前で悪口を言われる」(38歳・建設)といった厄介なケースもあるとか。

こうした困った年上部下をマネジメントする立場になったら、どのように振舞えばいいのでしょうか? ヒアリングした事例をもとに、エステー・鈴木喬会長の金言・名句から対処法を探っていきましょう。

批判ばかりする“年上部下”の活用法

口を開けば、反対意見ばかり。説得しようにも、「俺の経験上、無理だから」の一点張りで現場はシーン。そんな筋金入りのネガティブチェッカーに遭遇したら、思い出したいのがこのフレーズです。

「うるさく言ってくれる人がいるから、安心して暴走できるってもんだ。だから、僕は社外取締役にこうお願いしている。『もう社長はダメだと思ったら、いつでもタオルを放り込んでください』」

イエスマンで周囲を固めるのは居心地がいいかもしれませんが、エラーを見逃しやすくなります。不備を見つけ出し、知らせてくれる年上部がいてくれるからこそ、自分の仕事に専念できるというわけです。

シニアビジネスマン画像

舌先三寸でごまかし倒す“サボり魔”の対抗策は?

ベテラン然とした堂々としたふるまい。でも、実は口がうまいだけの“サボり魔”という人もいます。トラブルが起きてもごまかして、発覚する頃には火がボーボーというのが恐ろしいところです。では、どうすれば、早めに気づけるのでしょうか。

鈴木会長曰く

「社員はたいてい、自分の持ち場に都合のよい数字を示す」

しかも、「数字だけを見ていては『現実』は見えてこない」とも。現実を見極めるには日頃の情報収集が大切。現場に足を運び、話をする。その上でPOSデータや営業報告書などを読みこむと、“危険なサイン”に気づく勘が自然と養われていくのだとか。

独断専行で突っ走る年上部下はどう制御する?

職場のルールを無視し、“オレ流”を貫くタイプもいます。上司の制止も振り切り、ゴーイングマイウェイ。常に暴走気味な年上部下ににつけるクスリは……ありました!

鈴木会長の部下と付き合い方はこうです。

「まず、怖れられろ。慕われるのは、その後だ」

組織を引っ張るためには「自分がリーダーである」と、しっかり示す必要があるというのが、鈴木会長の持論。上司が部下の顔色を窺うのは禁物。お互いの役割と権限を明確にすることが、チームが機能させる最初の一歩です。

求められる役割を適切に演じきる経験とスキルは、何歳になっても役に立ちます。“困った年下部下”の面々は反面教師であり、組織で働く力を鍛えてくれる優秀なトレーナーでもあるのです。

(参考)『社長は少しバカがいい』(鈴木喬著・WAVE出版)

https://www.amazon.co.jp/dp/4872906004

プロフィール

島影 真奈美
名前 島影 真奈美
職業 ライター/編集/老年研究者
出身地 宮城県

おじさん好きが高じて、おじいさん研究の道に足を踏み入れる。昼はライター・編集、夜は大学院生の二重生活を送る。夢は、白髪老紳士が集う会員制スナックのママになること。

Twitter
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