西川貴教 × 高田鳥場 「おしゃべりな筋肉」インタビュー第2弾

西川貴教 × 高田鳥場 「おしゃべりな筋肉」についておしゃべりしました 第二弾

2017.06.16

「T.M.R.はクラウドファンディングのようなもの」

西川貴教CM撮影風景

「やらないで後悔するよりは、決断して実行に移す。」前回はそんな西川さんの精神を伺いました。それは人との縁でもあるし、モノとの出会いでもあると。そこで今回は、西川さんの仕事に対するご姿勢を深く伺ってみたいと思います。

鳥場
最近思うんですけど、若い人たちはリスクを考え過ぎて、チャンスかもしれないのにチャレンジしないことが多いと思うんですよ。一方で西川さんの場合は、チャレンジされてますよね。「イナズマロック フェス」も含めて、チャンスをどんどん”食べてる”じゃないですか。
西川
そうですね。最近、子供番組とか教育番組に出演させてもらうことが続いたんですけど、それも受けたスタッフからすると、「一応本人に話はしますけど、やらないと思いますよ」っていうスタンスだったみたいで。でも、「これ面白いじゃん!やろうよ!」って僕が言って。やるとは思わなかったという空気が周りにあったんです。
鳥場
消臭力のCMもそうですよね。まさかお受けいただけるとは思ってなかったですよ。
西川
本当ですか?やはり、そういう気持ちになれたのは(デビュー)10周年以降ですね。本にも書きましたけど、自分でこれが「自分らしい」とか「自分らしくない」とか決める前に、「相手の気持ちを考えよう」と。僕にお話を持って来てくれる人の中には、なんとなく完成形が見えてるわけじゃないですか。ということは、そのタイミングで僕には見えてなくても、「やった方がいい!」っていう。
鳥場
10年未満はその想いが薄かった?
西川
それまでは、「自分がその器にあるのか?」って考えてしまうところが結構あって。デビューして5年目くらいの時に、舞台とかドラマとか、音楽以外のお仕事の話をまとめていただいたんですけど、いざそういうお仕事の現場に行くと、そこを目指してそこで頑張りたいと思っている人たちがたくさんいて。その中に僕がひょっこり、最初から役がついてお話の中心でやらせていただくのって、すごく申し訳ない気持ちになっちゃって。
鳥場
この本にも書いてある、本読みの話ですか?
西川
それもそうですね。元々それをやろうと思ってそこに辿り着いていれば、「やっと辿り着いた」って気持ちになるんでしょうけど、そんな覚悟も無いままタナボタ的に貰ってるんじゃないかって、自分で思ってしまっていたんですよ。それでも何年もかけて舞台に出るよう口説いてくださる方がいて。こっちは「やらない」って言ってるのに、「なんでそんなに誘ってくれるんだろう」って(笑)。
鳥場
先方には確信があったんですよね。
西川
そうだったんですよね。作品やキャストのみなさんに本当に恵まれたので、いい影響を貰えたと思うんです。やって本当によかったと思えたし。それまでの自分は浅はかだったな、と。勝手な思い込みで決めちゃいけないって。それからは、以前よりも重い腰が少し上がって、積極的に取り組められるようになりました。
鳥場
10年で一周まわったんですかね?一周周回って俯瞰して見られるようになった?
西川
それまでは、「T.M.Revolution 西川貴教です」と自己紹介することが多かったし、そう自己紹介した方がみなさんに伝わりやすいのかなって思っていました。でもこの数年、エステーのCMが大きいキッカケになって、逆転したというか。アーティスト活動とそれとは別物だと思っている人もいるくらい、それぞれが独立したものになって。「T.M.Revolution 西川貴教」という前後関係では無くて、僕自身の活動の一部に音楽というものがある。そんな風に捉えてもらえるようになったように感じます。

西川貴教 × 高田鳥場

鳥場
「西川貴教とT.M.Revolutionは別物だ」と本にも書いてありますけど、実際別物なんですかね?
西川
これまではどちらかというと、「T.M.R.という箱の中に僕が入っている」というイメージだったんですね。それが今は、「色々な箱があって、それぞれの箱をまとめているのが僕」みたいな。自分自身に色々な引き出しが持てるようになったんだと思います。「西川貴教がいます、その中でこういう音楽をやる時は、T.M.R.です」という。
鳥場
20年経って、輪が大きくなった。そんな感じですね。腑に落ちました。色々やっていてもT.M.R.は揺るぎない!
西川
今後も他のことに挑戦していけるといいなと思うし、そういう活動も増やしていければと考えてますね。
鳥場
ファンは、T.M.R.の音楽とか生き様に共鳴してるじゃないですか。その一方で、この大きな「西川貴教」も見に来てますよね?
西川
この前もライブが終わってから言われたんですけど、「これで見納めなんじゃないか」と思っていた人も多かったみたいで。
鳥場
ええ?どうしてなんでしょうね?
西川
なんとなくの空気感だったんでしょうね。
鳥場
僕は、「もう一つ上のことを始めるぞ!」っていう宣言とみたけど。
西川
なんだろうな…。ここまでみんなで積み上げて、みんなで作ってきたものなので。デビューして10年経った時に、「みんなのものになったんだな」って感覚がすごくあったんですね。だから、それを勝手に蓋を閉じることはしないと思います。その一方で、僕自身もこうやってCMで歌わせてもらったりして。「こういうオーケストレーションにこういう歌声で乗っているものが西川貴教の音楽」って思っていた人が、「もっと色々なことをしたらいいのに」って言ってくれる機会が増えたりしてる。なので、ミュージシャンというよりも、より表現者として僕自身がもっと色々なことに挑戦したり吸収したり、っていうところを見てもらうのが期待に応えられることなのかな、と。
鳥場
T.M.R.のブランドは西川さんだけのものじゃないんですね。
西川
はい。みんなのものなので。だからこそ、よりもっと、今までの世界観に無かったものを新たに取り込んで、今後はそういったものを増やしていければいいと思うし、それはもしかしたら「T.M.R.」というものではないのかもしれませんけど。(新たな取り組みを)増やしていくことで底上げができるという気もするし。
鳥場
ファンはその底上げを感じていますよね。ライブ会場でファンのみなさんと会話をすると、いろんなことを教えてくれるんですよ。「西川ちゃん」って呼ぶ時は身内感覚で「ちゃん」付けしているはずなのに、どこかで西川さんのことを神様みたいに思っていて。毎回タオルとか買っているのを見て、「毎回買うけど何で?」って聞くと、「また観たいから」ってみんなが答える。「お布施」と言いながら、「西川ブランドをみんなで守ろう」みたいな。あれ、すごいなって思いました。
西川
なんかね、クラウドファンディングみたいなものです。お布施という形のクラウドファンディングです。目の前の物を買ってるようでいて、実は期待値を込めているんですよね。だから要求値も高いし、目線もどんどんお袋みたいになっていく(笑)。
鳥場
お袋目線のクラウドファンディングって面白いですね(笑)。
西川
お袋目線の高い要求をどうやって超えていくかという試練だと思っています。筋力トレーニングで喩えると、負荷の重さが自分の体重と同じだとゼロなんですね。それを超えて初めて数値化に変わっていくので。その期待を超えたり、見えない角度からアプローチするってことができた時に、「頑張ったじゃん」って初めて言ってもらえる。そこが面白いところだし、難しいところでもあるのかなって。
鳥場
本にも書いてありますが、単純に「好きだから、才能があるから続けられる」とか表面上の話ではなく、本当はそこをやられてる訳ですよね?
西川
そうしたいと思いますし、それができた時に、自分も同じように満足できるのかなぁって。
鳥場
ありがとうございます。それでは次回もお付き合いください。
西川
また続くんですか?
鳥場
はい。

西川貴教CM撮影風景

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