本日の月9(フジテレビ系列夜9時ドラマ)内から、
いよいよ新消臭力CMを放送開始いたしました。
本日だけは1分の特別篇です。
また、撮影現場で取材を受けたのですが、その様子が明日の15時50分から福島中央テレビ「ゴジてれChu!第1部」番組特集内で放送されます。この特集内では、3分の新CM超特別篇も放送される予定です。
T.M.H.R.
貴教
ミゲル
ひとみ
レボリューション。
震災がおきた5ヶ月後、僕たちは赤毛のアンのミュージカルを東北でひらきました。エステーが毎年主催するイベントです。その日、予定にない第二回目の公演を密かにおこないました。震災で親兄弟をなくされた小学生から高校生までが1000人近く集まってくれて。友達に洋服をかりて目一杯のおしゃれをした子供たちが心から笑い転げ、手拍子をしてくれた。アンの養父のマシューが亡くなるシーンではすすり泣きが聞こえたのが忘れられません。そして、舞台で涙を我慢していた主人公アン、島谷ひとみ。
出演者のひとりに、小さな小学生をお持ちのお父様からお手紙がきました。津波で母を亡くした少女は劇中のマシューの死を1週間ずっと考えたと。そして母の死を受け止めて「マシューはみんなに囲まれて死んだんだね」と言ったと、そう伝えてこられました。
あのミゲルのCMをつくるとき、僕は何度もテレビや新聞で被災地の状況を見つめてツイッターで皆さんの心の声を見続けて。そこに報じられている現実を観るだけでも、胸がつぶれる思いでした。だけど、本当はもっと恐ろしく、悲しく、苦しい現実があるに違いないと想像して。
福島のいわき工場は実は消臭力をつくっていたメインの製造場所でした。被災したけど、当時社長は「商品が十分でなくとも気持ちを伝えたい」といいました。直後にCMをつくるのは、本当は怖くてしかたなかったものです。その後、復興応援のCMと皆さんは解釈してくれたけど、僕は応援なんておこがましいとおもってます。ただ、震災後の気持ちを考えて、自分の気持ちも含めて、あのミゲルのラララのCMをつくっただけです。
ポルトガルのリスボンでミゲルに出会った。そして、そのCMはたくさんの人に愛されました。震災後に日本に現れたミゲルは、どこかで、みんなの救いだったと思う。その透き通った声。ルックス。かわいさ。でも、もっと救いだったのは、そのまっすぐな穢れのない姿勢でした。歌が好き、歌を歌いたい。みんなの前で歌いたい。日本の人が喜んでくれるから歌いたい。そういう本当に純粋なミゲルがいました。大上段に書いてしまったけど、実は、私こそがそういうミゲルに救われ、すがりました。
今度は、彼に恩返しをしたいと思いました。歌の大好きな彼は、力を信じて、ただ歌えば良い。
西川さんとの出会い、西川さんのファンとの出会い。
いろんなことを思って
体深くにあるものと相談しながら
相棒の西嶋と歌詞を書きました。
そして、
ミゲルと
西川貴教さんと
島谷ひとみさんにどうしても歌って欲しかった。
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チカラにかえて 作詞 鹿毛康司 西嶋真紀
誰だって、うまくいかないときもあるんだ
いつだって、あたたかい気持ちでいられたらいいね
あの空のくものように
ふわふわになり、きみのいるところまで
ひとりぼっちじゃない
きみがいるから
僕は笑い
僕は歌い
僕は叫ぶ
ただいるだけで
きみがそこにいるだけで
力あふれ
あの時に、もどりたいって気持ちもあったけど
歩き続けるほうが素敵なんだときづいた
あの道の先にある
ポカポカしたきみのいるところまで
ありのままでいる
きみがいるから
僕は笑い
僕は歌い
僕は叫ぶ
勇気をください
少しください
あしたから力の限り
今度は僕が
きみのことを、まもれるように
力をこめて
ただいるだけで
きみがそこに、いるだけで
力あふれ
力強く
力強く
本当の
力に変えて
空気を変えよう
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西川貴教さんはストレートな詞ですよね、と笑ってくれました。
福島のいわき公演。
皆様おじゃましました。
会場を離れる時、いっぱい手を振ってくれて、
ありがとうをいってくれて、
ありがとうございます。
「消臭力買ったよ」というたくさんのお知らせ。
ありがとうございます。
立場上、とても助かりますw
特命宣伝部長 高田鳥場