サブチャンネル2020.03.16
うぃさんパッケージ誕生の裏にはエステーの「推しごと女子」がいた
「推しごと」を持つエステー女子の「お仕事」事情
「玄関・リビング用消臭力 ペット用(※)」のパッケージリニューアルを記念して、その製作に携わった女子社員3人に集まってもらいました。3人の共通点は、それぞれが「推しごと」を持っているということ。「好き」を仕事にする彼女たちが、今回のリニューアルに込めた想いとは。
(※)2020年3月下旬から順次全国のスーパー、ドラッグストア、ホームセンターなどで販売開始
【今回の女子会メンバー】
【写真左】小林さん・・・デザインチームで商品のデザイン等を担当。
【写真中央】友清さん・・・エアケア事業部で消臭力シリーズの企画等を担当。
【写真右】花子さん・・・宣伝グループでサイト運営等を担当。
3人の「推しごと」とは何ですか?
- まずは簡単な自己紹介をお願いします。自分の「推しごと」を添えて。
- 花子)入社6年目で、2年前に宣伝グループにきました。私の「推しごと」は西川貴教さんです。中学生の頃から西川貴教さんが大好きで、一緒にお仕事することを夢見てエステーに入社しました。
- 友清)入社1年目で、エアケア事業部にいます。私の「推しごと」はハロープロジェクトです。
- 花子)もしかしてエステーに入社したきっかけは愛ちゃん?
- 友清)そうです。いつか会えたらいいなと思って入社しました。
- 花子)わぁ~!私と一緒ですね。小林さんは?
- 小林)入社10年目で、入社からデザイングループにいます。私の「推しごと」はスター・ウォーズです。昨年は映画の公開もあったのでいろんなイベントに行きました。今は、スター・ウォーズマラソンに出る計画を立てています。
- 花子)スター・ウォーズマラソンってなんですか?
- 小林)スター・ウォーズのコスプレをして走るんです!
- 花子)初めて知りました!誰のコスプレを?
- 小林)レイア姫ですよ!やっぱり走りやすくないといけないかと思って。花子さんはコスプレしますか?
- 花子)やったことないです。すごくやってみたいけど、自分がやっていいのかなって。友清さんはハロプロの衣装を着てみたいって思ったりしますか?
- 友清)ないです。そんなの恐れ多くて…。
- 花子・小林)笑
- 三者三様の「推しごと」が分かりました。3人のうち2人が「推し」きっかけでエステーに入社しているという事実に少し戸惑いを感じながら、3人のデスク周りをのぞいてみましょう。
花子デスク
友清デスク
小林デスク
見事に「推しごと」感が満載ですね。3人が「推しごと」に熱心なことはよく分かりましたが、ちゃんと「お仕事」をしているのか気になってしまいます。
- 皆さん、ちゃんと仕事していますか?
- 一同)ちゃんと仕事しています(笑)!
アレルギーですけど、がんばりました!
- では、皆さんの「お仕事」の話を聞かせてください。
- 友清)私は「消臭力」のチームにいて、今回のペット用「消臭力」のリニューアルも担当させてもらいました。
- 小林)そうそう!友清さんが今はどんな犬や猫が人気なのかを調べてくれて。
- 友清)色々とペットのことを調べているうちに、最近は9割程度が家の中でペットを飼っていることが分かりました。なので、今回のリニューアルでは家族の一員のような温かみのあるデザインを目指しました。そして、「消臭力」といえば西川さんですよね。その西川さんには愛犬のうぃさんという大切な家族がいらっしゃると知って。最初は「西川さんの愛犬のうぃさんのイラストがパッケージになったらいいね!」と話していました。でも、もし本物のうぃさんに出てもらえたら、もっと家族感が出る!って思ったんです。
- 小林)私も西川さんのTwitterやInstagramに、うぃさんのそこでしか見られない姿がたくさんアップされているのを見て、こういうのいいなあ…、って。
- 花子)そうだったんですね!私は「西川さんの事務所に聞いてみてください」って言われた時、さすがに無理だと思っていました。でも、すぐにOKをいただけて、びっくりしました。
- 小林)OKいただいたのは良かったのですが、実はワンちゃんや猫ちゃんを撮った経験がなくて。社内としても初の試みでしたが、会社全体もノリノリになってくれました。
- 花子)うぃさんたちのポーズはどうやって決めたんですか?
- 小林)西川さんのSNSでうぃさんのかわいい写真を研究しました。寝そべって甘えたような表情をした写真や、顎をちょこんと乗せている写真など。どれもかわいくて。
- 友清)私は、思わず「かわいい!」と言ってしまうような写真をInstagramで研究しました。同じ種類の犬でも、模様やポーズが違うとかわいさも違ってくるんです。
- さすが、「推しごと」を持っている皆さん、探究心の強さがひしひしと伝わってきます。「推しごと」だけでなく、ちゃんと「お仕事」をしているようで、安心しました。
- ところで皆さんはペットを飼われてますか?
- 小林・友清)アレルギーで…。
- 花子)え?!そうなんですか?!実は私もなんですよ…。
- なんと、3人全員がアレルギーというシンクロニシティ。それでもペット用「消臭力」のリニューアルに心血を注ぐ「推しごと女子」の皆さん。ちゃんと仕事しているのか、なんて疑ってすみませんでした。
隠されたラベルシールにも…
- うぃさんたちのポージング以外にもこだわりがあれば教えてください。
- 友清)最終的に3パターンのパッケージを作成しましたが、それぞれ、パッケージを剥がすとラベルシールが貼ってあるんです。そのシールの写真はどのパッケージデザインにも使っていないものを採用しています。
- 小林)同じ写真だと、「あ、同じか~」ってがっかりするじゃないですか。
- 花子)その配慮、めちゃくちゃうれしいです!隠された4つめのパッケージデザインに私もびっくりしました。しかも、液体を通しても写真が歪んで見えないようになっているんですよね?
- 小林)そうなんです。普通の写真では液体を通すと、うぃさんが太って見えてしまうので、印刷会社に液体を通すと何%歪んだりするのか計算して頂き、それに合わせて写真を調整しました。
- 友清)なので液体を通さないと少し細く見えます。これを社内で説明するのは少し苦労しました。
- 花子)ちなみに、このシールって剥がせるんですか?
- 友清)私も試してみたんですけど、綺麗に剥がすのはちょっと難しかったです。あと、やっぱり液体を通して完璧なうぃさんになるので…、できれば剥がして欲しくないです(笑)。
- 小林さんたちが数パーセントの歪みを調整するほどこだわったシールなのに、「剥がせるのか?」と聞く花子さん。このあたりに、西川さんを推し過ぎる花子さんの悪い面が出ていますね。
- 花子)今回は、お店との商談用のチラシを作ったそうですね。
- 小林)はい。西川さんをイメージして、モノクロでクールな感じにしてみました。撮影の時の西川さんの服装を参考にして。
- 花子)社員じゃなかったらこんなチラシがあることも知らなかったです。普通にファンとして欲しいです。
- 友清)そうですよね。
- 花子)実はエステーのとあるイベントでファンの方にお渡しできないかと思っていたんです。残念ながらイベントは延期となってしまいましたが、いつかファンの方にも届けられるように考えます。
出来たての完成品を西川さんに
- 花子さんからお二人に見せたいものがあるんですよね?
- 花子)実は西川さんに出来たばかりの完成品を渡してきたんです。その時の動画を見てもらってもいいですか?
- 友清)すごく喜んでくださっている!よかった~~!
- 小林)西川さんが喜んでくださって私もうれしいです!商品抱きしめてくれている~!もっとたくさんお渡ししたくなりますね。
- 花子)あのあと事務所にも送りました。お二人にも喜んでもらえてよかったです!
「推しごと」と「お仕事」の関係性は?
- 「推しごと」は「お仕事」に役立っていると思いますか?
- 花子)そうですね。私は西川貴教さんと一緒にお仕事するのが夢で入社しました。実際にお仕事できるようになったけど、今も実感はないですね。でも、夢を持って本当によかったです。夢を叶える道のりだって自分を成長させるし、それが誰かの笑顔に繋がっていたらうれしいです。
- 友清)実は私も高橋愛さんに会いたくて入社しました。入社してすぐに脱臭炭のCM撮影があって、その時はすごく緊張しました。
- 花子)わかる~!愛ちゃんに会って何か変わった?
- 友清)お会いする前は「お会いできたらもう悔いはないな」と思っていたんです。でも、やっぱり夢が叶ったらまた意欲が出てきて。もっといい商品を作って、いつかまたお会いできたらいいなあと思ってます。今は次の目標もどんどん見つかって、それが私自身にとってもすごくうれしいです。好きなものがあるってやっぱり意欲に繋がりますよね。
- 小林)私はスター・ウォーズが直接仕事に繋がっていませんが(笑)。入社前の最終面接で「どんな仕事をしたいですか」と聞かれたんです。その時、「たとえ消耗品だったとしても、誰かの記憶に残るような宝物を作りたい」と話しました。もしこの子(ペット用「消臭力」)がそんな商品になったらうれしいですね。
- 花子)今回の消臭力は西川さんも「家宝です!」とツイートされましたよ!それに、ファンの方からもたくさんのメッセージをいただきました。
- 小林)うれしいです~!
- 友清)ペットがいなくても、お部屋のにおいもしっかり消臭してくれるし、とてもいい匂いがするので、色んな方に手にとってもらいたいです。
- 何か1つのことを「推す」ことができる人たちは、「好き」になる強さを知っているように感じました。たとえそれが「推しごと」とは関係のない「お仕事」であっても、その中に「好き」を見つければ、そこにイノベーションが生まれる…、のかもしれません。これからも、「推しごと」と「お仕事」の両立、頑張ってください!
この記事を書いた人
- 住 正徳(スミマサノリ)
- 職業/執筆/デザイン/映像制作屋、フリーランス
- 出演CM/米唐番
物事を正しくみる目がないことを賞賛され、副編集長に就任。 椎間板ヘルニア、十二指腸潰瘍、いぼ痔を抱えるため繁忙期にはどれかが疼く。