エステー宣伝部ドットコム

花子とトリバ便り
花子とトリバ便り

邪悪な自分と戦うためにタイに行ってCMをつくる男

私、エステーでCMを作りだして、はや15年が経ちました。

長い間やっていると
だんだん経験値が増えていって
「こうしたら受けるんじゃないか」とか
「こうしたら効率よく作れるぞ」とか
そういう邪悪な自分がいたりするんですよ。

これは老害です。

だから、ちゃんと正しくクリエイティブに向き合うために
年に1回タイに行き、もっとも仕事量の多い『監督』という仕事をすることにしています。

タイといえば、いろんな遊びがありまして、
そういうことを沢山経験してきた人ほど
どうせ遊びに行っているんだろうと信じてくれないので、
あえて言いますよ。

タイは日本では想像できない撮影ができるんです!

日本の技術が上だろ?
とんでもない誤解でございます。

日本では「ありえない撮影」ができる環境があるうえに
技術も世界トップクラスだったりするんですよ。

実は、国策としてタイは撮影を強力に推進していて、
ハリウッド映画もどんどん作っているとご説明すれば
納得していただけると思います。

今回の滞在は6日間でした。

モーニング娘のプラチナ期を代表する
高橋愛ちゃんと田中れいなちゃんも
スケジュールを確保して、やってきてくれました。

タイや日本の制作陣全員が汗だくになって
朝5時30分ホテルスタートの毎日をこなし
そして、わずか30秒と15秒の2本を作りました。

こうやって「効率」だけを追いかけそうになる弱い自分を
身体の中から追い出しつつCMを作ったわけです。

ただ、
すみません、そこまでして撮影がんばったのですが
くだらない内容になりすぎました。

すみませんでした。

エステー特命宣伝部長
高田鳥場

米唐番CM